おまじないとは、神仏をはじめとした神秘的なものの力を借りることで、災い病気を起こしたり、それを逃れようとする術であり呪術を指します。日本におけるおまじないは、漢字で書くと「お呪い」であり、呪いと同じ字を使用していることが特徴です。そしておまじないは2つの分類に分かれており、それが白魔術と黒魔術となります。
白魔術は善意の意図を持っている特徴があり、主に好ましい目的のために使用される呪術で天体や動物、好物や精霊の力を借りて行う自然的なスタイルなのに対し、黒魔術は邪悪な意図を持っており基本的には黒魔術師と妖術師が行うスタイルで、願うことに対して悪魔を呼び出すといった大きな違いを持ちます。
現代では自分の悩みを解決するためのメッセージをスピリチュアルな力を利用してアドバイスしてもらうといった、白魔術的な利用が一般的となっています。しかしおまじない自体は非常に強い力があり、善意の意図と邪悪な意図は裏表にある存在であるため、利用する際にはきちんと目的を把握した上で行うことがとても大切です。
特に黒魔術は悪魔を契約を結ぶ必要があり、願いを兼ねるための代償を必ず自分で払わなければならなくなります。そのため幸せになりたいからといって、代償を支払うような強いリスクのある黒魔術を介した方法は避けて、あくまでも幸せを呼び込むために行うことを意識しておきましょう。