輪廻転生とは?

輪廻転生とは、生き物の魂が循環し何度も生まれ変わることを意味する言葉です。前世や来世といった言葉を聞いたことがある方は多いでしょう。現在の人生の前、別の時代に生きた人生を前世といいます。そして現世を過ぎた後、次に生まれ変わるのが来世です。
輪廻転生の考え方では、体は魂の器だということになります。入れ物である体はいずれ死を迎えますが、不死である魂は消えることなく、次の人生へと進んでいくのです。仏教では、輪廻転生はカルマによって引き起こされるといわれています。過去の業であるカルマを解消し、超越することで輪廻の繰り返しから解脱することができるという考え方です。輪廻転生といった考えは、仏教以外の宗教にも存在しています。迷信として捉えられることも多いですが、東西を問わず世界的にこうした考え方があり信じられてきました。小さい頃に前世の記憶を持っており、本来知らないはずのことを知っていた、という話も世界各国にあるようです。
占いの世界でも、輪廻転生は大きな意味を持っています。身近な人や心惹かれる人とは、前世で特別な縁があった、と考える人もいます。人生は一度限りではなく何度も続いていく、そう考えると大切な人との縁が、より大きく感じられるかもしれません。