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いっしょにいると疲れる人―「くされ縁」の人間関係の研究

いっしょにいると疲れる人―「くされ縁」の人間関係の研究

いっしょにいると疲れる人―「くされ縁」の人間関係の研究

人気ランキング : 361299位
定価 : ¥ 2,100
販売元 : 講談社
発売日 : 2001-04
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人間関係の陥穽

著者は、ユング派の心理学者でセラピストだそうです。この本では、人間関係、特に自分が愛する人や尊敬する人など、大切な人との関係で陥りやすい陥穽について、その原因は自分や相手の心の闇にあり、それを直視することによって、問題を乗り越え、より良い人生を送る方法について書かれています。
本の中では、愛情や尊敬を利用して、他人を搾取したり、支配するような問題のある人たちを「ヴァンパイア」と呼んでいます。ヴァンパイアとは、文字通りには吸血鬼を意味します。ここでのヴァンパイアは、人の精神的な、心のエネルギーを吸い取る人たちを指します。しかし、物語同様、ヴァンパイアは魅力的、かつ自分にとって意味のある人たちであるため、そもそもまず問題の存在に気づくのが難しく、ましてやその問題を解決しようと行動することは、苦痛を伴うことさえあるとされます。
著者は、こうしたヴァンパイアの属性や、陥りやすい罠、対応策について、性別ごとに4通りのケース(男×男、男×女、女×男、女×女)を、実在の人物だけでなく、神話や映画、文学作品などを持ち出して解説しています。その中には、ドラキュラ伯爵、「羊たちの沈黙」、「白雪姫」、「ガラスの動物園」、「オイディプス王」、「アーサー王伝説」なども含まれます。著者の解釈では、意外な登場人物もヴァンパイアとして描かれ、中には登場人物のほとんどが実際にはヴァンパイアとして機能しているのではないか、と思われるものもありました。日常生活に有効に活用できる本なのではないかと思います。

男・女・愛

素晴らしい本です。理想の人とは何か?、愛とは何か?悩んでいる人にはぜひ読んで欲しい。男・女それぞれの立場から。またヴァンパイアを引用しているのもとても判りやすかったです。日本語タイトルで損している気が。内容が全然違うのです。オススメです。

楽しく読める心理学の本

世の中にはヴァンパイアがたくさんいます。
サブタイトルには「くされ縁」の人間関係の研究とありますが、日常のごく普通に思える人間関係やいいように搾取されている人間関係を、具体的な例とともにわかりやすく解説した本です。そんな人間関係のヴァンパイアは、すぐ隣に、そして自分の中にいます。そしてヴァンパイアの退治法も書かれているので、自分や自分の周囲の人間関係を見つめ直す材料にもなるはずです。 心理学の本なのに訳者が軽妙なタッチで、読みやすい本にしているため、心理学に知識がなくても楽しむ読める本でした。

日常にひそむヴァンパイア関係とその退治方法

 頭ではわかっていても、離れられない関係。ぼくの場合は前の彼女がそうでした。会っても消耗するだけなのに、どうにも別れられない。なにが楽しくてつき合っているのかよくわからない。でもよくよく考えてみると、ぼくのまわりはそういった関係ばかりなのです。
 この本はそういった離れられない関係を、人の心のエネルギーを奪うヴァンパイアによるものだと説明し、対処法も教えてくれます。読み進むうちに、そんなヴァンパイアにつけいられやすい自分、またつけこむヴァンパイアと化している自分が発見できるはずです。
 また、この本は他人に期待しすぎるきらいのあった自分を、見つめ直すいい契機になりました。「最愛の人」を求める行為につけこむヴァンパイア。しかし、そのヴァンパイアに投影されたものを認識することで、意外な真実が見えてくるというのです。
 もちろん他者の見方も大きく変わりました。ヴァンパイアの魅力に惑わされず、しっかりと自分や他人をみつめていけそうです。「真実の愛」とはいかないまでも、これから関わっていく人たちと良い関係を築けそうな気がします。いっしょにいると疲れるひとに悩まされている人も、疲れると言われる人も、またそうでない人にもお勧めです!

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