自然界には様々なパワーで満ち溢れていると考えられていますが、その中で最も身近な存在であるのが「スピリチュアルパワー」があります。世の中のスピリチュアルな現象ではなく、もっと普遍的で古今東西に共通するレベルの精神と氣、魂によるパワーを指しており、人間に例えると「生命力」を表しています。この生命力は物質である肉体ともちろん密接に繋がっていますが、肉眼による視覚化が難しいエネルギーが氣のパワーと表現されます。
また肉体を鍛え磨く行為は、潜在能力を高めることにつながりますが、氣も精神と密接にリンクしているため魂のパワーが養われることになります。そこで精神と氣、魂を日常生活で高めるために、人々が行う方法としては、引き算的な方法と足し算的な方法の2種類があります。
前者なら瞑想やお経、念仏を唱える行為や、断捨離を行って身の回りを整理したり静寂の中で生活するといった方法が挙げられ、後者ならばリアルな経験や体感をするために行動したり、旅であちこちを巡ってみたり、呼吸を深めるといった精神的な学びを行うことが効果的です。これらの方法は日常生活でも行っている人は多く、古より続く修行の基本でもあると考えられています。
そしてこれは方法論よりも悟りや境地として昔からある教えと智慧であり、全てが生命につながるので、物質的なパワーの境界線から自由になれれば精神と氣、魂が成熟していきます。自分にパワーが足りない、弱いと感じるだけでは意味がなく、もっと多面的な存在に目を向けることが成長につなげることができます。