シンクロニシティは意味ありげな偶然の一致のことです。共時性と呼ばれることです。例えばしばらく連絡を取っていない友人のことをふと思い出したり、連絡を取ってみようかと思っていたら相手からたまたま連絡が来たといったことや、何となく思い浮かんだ人と偶然出会ったといったようなことが例として挙げられます。このようなシンクロニシティは、たまたま偶然に起こった出来事として片付けるには不思議な印象を受けるものです。2つの出来事を結び付けて、何か意味があるのではないかと考えたくなるものかも知れません。このようなシンクロニシティは心理学者のユングが提唱した概念です。ユングはスイスの心理学者で、分析的心理学を始めた人でもあります。意識と無意識が対となって心のバランスを保つと考えていました。ユングによって提唱されたシンクロニシティは、現代ではスピリチュアルが好きな人たちの間で好まれる考え方となっています。スピリチュアル的にシンクロニシティをとらえた場合、意味のある偶然によって情報がもたらされたと考えることがあります。潜在意識や宇宙、高次元などの自分を超えたところから何か知らせるものがあるため起こった・メッセージが届けられたなどと捉えられているのです。