[鏡 リュウジ・タロット占い情報館]
占星綺想
なかなか読み応えがある!! |
日本語の本で、いわゆる西洋の古典占星術がどういうものかを知るには、発売からすでに3年もたった現在(2004年)でも、この本がベストでしょう。著名な占星術師であるウィリアム・リリーやニコラス・カールペパーの鑑定例の詳しい紹介もあり、読んでてとても勉強になります。
もちろんこれを読んでも古典的な占星術の読み方が身に付くわけではありませんが、本格的にこの分野を学びたい方にとっては必読の書といえるでしょう。
古典と呼ばれる占星術と、その時代を紹介した本 |
占星術の世界で最近とても注目を浴びている、「古典」と呼ばれる占星術の世界にスポットライトを当てた本です。一部、ネットで公開している人がいる以外、今まで、日本語ではほとんど紹介されていない分野です。この本は、海外のテクストからエッセンスを抜き出す形で紹介しています。
「ホロスコープを読む技術」の紹介ではないので、占星術の深い知識がなくても読める本です。時代背景や、占星術に関連してくる多くの事柄を、広い知識でつなぎ合わせて書かれています。占星術だけにとどまらない、文化を紹介する本といえるのかもしれません。
古典という分野を知らない人には、「こういう占星術もあったんだ」とうれしい驚きがあると思います。